レーシングエンジンの徹底研究



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極限の性能を求める道はひとつではないけれど、先人の道をたどることには価値がある

私が持っているのはこの新版ではなく古いほうの版。今回新版が出たと言うので申し訳ないが借用して目を通してみた。
前の版に比べると図や写真、データや記述も追加されて内容はより深くなっている。現場で実物に触れた者のみが語れる深く細かい描写は変わらず鋭いし、エンジンメカニズムの原理についての説明も、初心者でもわかり易いよう良く練られている。この本は極限の性能を追求するレースエンジンへの正しい知識を得るために、おそらく邦内では最高峰の1冊だろう。
ただし難点を少々挙げるとしたら、林氏が現場で最先端の舞台に立っていたころからずいぶん時間がたっており、記述内容にいささか古さが目立つ点が気になった。コイルスプリングでのバルブ駆動の限界を14000rpmというのは、数年前の米国CARTエンジンでの16000オーバーの実情を反映していない。また林氏が日産の中で立てた解決方法は、必ずしも唯一絶対な解とは限らない。同じ性能を違った形で実現している例もあるわけであり、林氏が「最善の方法」と語るのは、あの頃のニッサンVRH35での最適解である。そのあたりを読む側がわきまえていないと、なまじ本の出来がいいだけに読者が「これしかない」と誤解しかねない。
とはいえこの本のできのよさは間違いないものといえるので、記述内容のちょっと古い点だけを差し引いて★4つ。
車好きなら一読の林先生の著書

著者の「乗用車用ガソリンエンジン入門」の方が実用性がありますが、やはり随所に「なるほど」と思う部分があります。ただ、この本はVRH35エンジンについて書かれたものなので、実際にはあまり参考にはなりません。読み物だと思って楽しむ分にはお薦めです。



グランプリ出版
エンジンチューニングを科学する
乗用車用ガソリンエンジン入門
世界最高のレーシングカーをつくる (光文社新書)
HKS流エンジンチューニング法
バルブタイミング―エンジン性能の決め手







         
         

         
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